久しぶりのブログ更新となりました。
ブログを書き始めて約3ヶ月。文章って、ありのままを伝えようという、素直で落ち着いた気持ちにならないと全然進まないものですね。
7月から様々なことが重なる生活で、軸を奪われて書けずにいましたが、ようやく本来の気持ちを取り戻してきました。
今日は、先月8月8日、ライオンズゲートの日の話です。
この記事の目次
ライオンズゲートの日・8月8日
今年も7月末から8月上旬にかけて、「ライオンズゲート」という言葉がネット上でも話題になっていました。
ライオンズゲートとは、7月26日(マヤ暦の元日)から8月12日の間に開く「霊的世界への扉」と言われており、8月8日に最高潮を迎えます。地上にとても強いエネルギーが降り注ぐと言われています。
私たちは毎年この時期が近づくと考えます。
意識をそこに集中することによってエッセンスが下され、それに導かれるようにして訪れる場所を決めていきます。
一昨年は滋賀の伊吹山山頂へ、昨年は富士の忍野八海を訪れました。強い太陽を受けながら、その場所のエネルギーを受け取るのです。
7月になってから、直感を感じました。
さらにその日が近づいてくるにつれて周りからのヒントも現れて、数日前に秩父巡礼に行くことを決めました。
さらに深めていくと、秩父には、以前私のビジョンに出てきた「洞窟」の風景とよく似た場所があるらしいと知りました。
でもすべてが秩父で繋がっていたことは、私たちは当日まで気づかなかったのです。
東京から秩父へ
東京から秩父へはとても便利。池袋駅から特急に乗って1時間半で西武秩父駅に着きます。特急秩父号は思っていた以上に快適です。
駅から三峰神社までは路線バスも出ていますが、今回は他にも回りたい場所があったので、駅前でレンタカーを借りました。
秩父神社
秩父に着いてすぐ、はじめのご挨拶は秩父神社にて。秩父信仰の中心地です。
高い波動を感じながら、秩父へ来れたこと、そして今日1日の旅の無事を祈ります。コロナ禍の中、境内はとても静かでした。
本殿に着くと、ちょうど祈祷が始まるところでした。神社に訪れた時に何か祈祷が行われたり、神主さんが通ったりすることは、自分が神様に出迎えられている合図と言われています。
境内には澄んだ水が流れています。
と龍神様から言われているかのようです。
三峯神社へ向かう道
表参道
秩父神社から三峰神社までは車で約1時間半の予定。途中、鳥居が目に留まり車を停めました。途中に寄る予定にしていた「大達原神社」と「手掘りトンネル」がここにあると思ったのです。
手彫りトンネルについては、後ほど詳しく話します。
ほとんど観光地化されていなくて情報も少なく、地図にも詳しく載っていない場所なのです。
と迷いながら、進んでいるところでした。
私たちが車を停めた場所、そこは実は、大輪という場所で、大達原神社ではありませんでした。
車を降りて鳥居をくぐると、私たちを待っていたかのように、「紅乃屋」というお土産屋(お茶屋)のおばさんが登場。私たちにその100年近い歴史を語ってくれました。
おばさんの話が止まりません(笑)。テレビの旅番組にも数々出演され、強烈なトークで有名な方らしいです。
この場所は、神社までの舗装された道やロープーウェイ(2019年に廃止)ができる前、誰もが三峯神社に行くために登った参道の入口(表参道)で、華やかに賑わう場所だったそうです。
三峰神社参りの行き帰りにここに寄り、ご飯を食べて情報交換をして心と体を癒す、人々の記憶に残る場所だったのでしょう。
今はみんなバスや車で素通りしてしまうので、徒歩で片道2時間以上かけて参拝しに行くトレッキングの人が通るだけの道(「三峰山表参道ハイキングコース」)となり、喧騒はなく落ち着いた静かな山道になっていました。
窓から見える川は絶景です。
想像するだけで心が踊ります。
渓谷を流れる水の音、登竜橋と呼ばれる赤い橋、そして細く美しい参道。さらに目の前に広がる山の先には奥宮がある、とおばさんが説明してくれました。
奥宮の山からパイプを通して水が下まで送られているそう。細く長いパイプラインです。
奥宮の聖なる水
ところで、水と言えば、、、
私たちは巡礼の際に、必ず前もってその土地の水汲みの場所を探しておきます。大切に家まで持ち帰り、白湯として祈り味わうためです。
今回は事前にかなり調べましたが、ここ!と思う水汲みの場所は見つかりませんでした。
半ばあきらめて出発したのですが、紅乃屋の目の前に水が流れている!
奥宮から流れついた水。奥宮からのパイプラインのゴールは、なんと私たちの目の前にあったのです。
この場所に立ち寄ったのは、間違って迷い込んだのではありませんでした。明らかに計画されていたこと。強い力で導かれてここにたどり着いたことに気づきました。
この場所に導かれて、三峯神社の歴史を知り、人々の信仰を思い、水を通して今もなお生き続けるそのエネルギーを感じました。
ビジョンの洞窟(トンネル)へ
おばさんの話は途切れることなく続いていましたが、いったん別れを告げて、さらに車で山道を登り大達原(おおだはら)神社を訪れました。
トレッキング中の常連グループに地元の地図をいただき、詳しい説明もしてもらって、車で5分ほどで見つかりました。
大達原神社は、4月20日のお祭り以外は無人なのだそうですが、霊験あらたかで地元の人々が慕う神社だと観光局の方から聞きました。小さいけれど、優しい雰囲気がします。
でも、ここまで来てもやっぱり手彫りトンネルは見つからない。標識もみつからない。近くにあるはずなのに。
諦めて次の三峯神社に向おうとしている矢先、買い物から帰ってきたばかりの地元の女性が通ったので、思い切って尋ねてみました。
ここでも不思議な力に導かれました。
スーパーの買い物袋を山ほど抱えて登場したこの女性とその時に会わなければ、私たちは目前まで来ていたにも関わらず、通り過ぎてしまうところでした。
巡礼で導かれている時は、要所要所で必ずこういう形で『ガイド』というべき人が自然に現れます。
こんな不思議な体験は今までにも何度もありました。迷い、行くべき道が分からないでいると、どこからか必ず地元の道案内の人が現れるのです。
案内されながらどんどん険しい山の中へ入っていきます。
途中で方向を詳しく教えてもらい、お礼を言って私たちだけで山道を進んで行くことにしました。
こんな山奥にあるなんて、と少し不安を感じつつ。
細い山道をまっすぐに歩くこと10分。
そこに突如現れる、岩盤の手掘りトンネル!
もちろんそこに居るのは私たちだけです。他の人は一人もいません。
皆さん、そう思うと思います。
秩父のことを調べていくうち、メンターが探し当てたこのトンネルこそが、前にビジョンで見た洞窟にそっくりだったから。観光地図にも載っていなかったけれど、今回どうしても行くべき場所と思ったのです。
春に見た私のビジョンはこんな内容でした。
足元は暗くてよく見えないけれど、先には輝く明るい出口が見えている。
私はその方向に手を伸ばして、まっすぐに進んでいる。
手掘りトンネルは、全長50メートルほどの短いトンネルですが、明治時代に固い岩盤を人間の手で掘り進めて作ったトンネルで、昔は三峯神社への参詣道としての役割を果たしていたそうです。
圧倒的な迫力。
私たちは一人ずつトンネルをくぐり、反対側からまた戻ってくるという体験をしてみました。
戻りのトンネルの中から見える外の景色は、明るくきらきらと輝き、奥宮の山が目の前に広がっていました。
まさしく遥拝所のような構図です。奥宮から流れ出る水のパイプも見えます。
確信しました。
受け取ったメッセージはこのような内容でした。
高い次元へ踏み出すまでに歩く、長く暗いトンネル。
ピラミッドの中?
先に輝く明るい光が見える。
その先にあるのは神々の世界。
開かれる扉はすぐそこ。
このまままっすぐ進みなさい。
ビジョンが実際の目の前に広がる驚きと感動。。
東京のルルドの洞窟に行ったり、試行錯誤しました。ついに本当の場所に辿り着きました。
そしてメッセージの意味を知る。
神聖なる探究。そして達成感と安堵感。魂の震えるような感覚が訪れます。
秩父の旅は、この体験のためのものでした。
見えない強い力で背中を押されていました。
三峯神社
霧の三ツ鳥居、そして随身門へ
手掘りトンネルの洞窟から、さらに山道を車で約50分。三峯神社は本当に山深い場所にありました。昔の人たちは、老若男女全員が徒歩でこの山を登っていたなんて、人々の信仰力にただ驚くばかりです。
三峰神社の御祭神は、イザナギノミコトとイザナミノミコト。国造りの神様です。ここで、これからの創造のエッセンスをいただきたいな、と願いつつ、向かいました。
駐車場に車を止めて坂道を10分ほど登ると、三峰神社入口の三ツ鳥居が見えてきます。撮影スポットとしても有名な場所です。
ここまで来たら、それまでの晴天が急に暗くなり霧が出てきました。霧は神様のウェルカムのサインなのだそうですね。
鳥居を潜り、随身門を経由して本殿へ進みます。途中、沢山のお犬様にご挨拶します。
本殿、ネガティブ感情と向き合う
本殿に入る頃、私が元々持っていたネガティブな感情が湧き上がってきました。どうしようもなく心がざわめく状態。メンターにアドバイスを受けながら自分の内側を見つめる時間を取りました。
巡礼中にこういうことがよく起こります。自身のエネルギーが高い状態になると、今までに手放すことができなかった癖がダイレクトに浮上します。それが周りとのトラブルになるのです。なぜそんな感情が出たのか、原因を考えてその場でしばらく冷静に内観します。
そうしているうち、雨が降ってきました。
と言われているようでした。
御仮屋神社、天と地を繋ぐエネルギー
この本殿で祈りの後、私たちは一番行きたかった御仮屋神社を目指しました。
この頃から雨は止み、霧がますます濃くなっていきました。人通りも減ってきて、鎮まり返ります。
幻想的な視界が広がります。霧の中へ吸い込まれていきそうです。
そして御仮屋神社へ到着。念願の場所。ここはオオカミ(犬)の神様である、大口真神(おおぐちのまがみ)が祀られている場所です。御犬様信仰の中心地です。ここ来られたことの感謝を伝え、祈りました。
祈りの後は神社の裏手にある雑木林の中を散策です。この場所は、どうしても来たかったエリア。
天と地を繋ぐエネルギーが交差する場所。
ピラミッドの中って、こんな感じなんじゃないかなあ、と感じました。
8月8日のライオンズゲートの日、宇宙エネルギーは最高潮に達しています。霧に包まれた木々から高いエネルギーを感じられます。
木の幹を触れたり、切り株のそばでグラウンディングしたり。身体の中からきれいに浄化されていくようです。このエリアで瞑想するのもよいと思います。
まさにこれこそが、真のヴォルテックス。
霧に包まれた遥拝殿
最後に遥拝殿へ。本来はここから奥宮が一望でき、祈ることができる場所です。
その日は霧に包まれて周りの山々は全く見えませんでした。何か夢を見ているような不思議な世界。
私たちが午後ここで霧のため奥宮が見られないことを、龍神様達は前もって知っていたのでしょう。だから雲一つなかった午前中の晴天に、手掘りトンネルに寄り、そこで遠い奥宮を臨み、祈ることができたのだ、と。
素晴らしい計らいに感謝しかありません。
さらに遥拝殿の先には人知れず、岩の祠があります。聞いていた場所にたどり着くことができました。来る途中に買って用意していた秩父のお酒をお供えして祈りました。
導かれる巡礼道、あらたな気づき
今回あらためて気づかされたのは、巡礼は私たちだけで進めているのではない、ということ。全部導きがあって私たちは進んでいるということ。委ねて目の前に現れるものを素直に受け入れることで、最後は望んだものにたどり着くことができる、ということ。
「本当に行けるかな?」という迷いや不安はもう必要ないのです。
その気づきは私の見たビジョンにも繋がっています。明るい出口に出るまでの道は、暗くて本当に正しいのか不安。自分の歩いている方向を信じて進むだけ。
というメッセージでした。それを1日かけて秩父で教えてくれたように思いました。
秩父の高いエネルギーとメッセージを受け取り、2020年も記念すべきライオンズゲートの日になりました。
そして自分の身体も少しずつ変化が起き、どんどんライトボディになってきていることを強く感じます。
私的旅情報
巡礼は自分と向き合うシビアな旅ですが、楽しみも沢山あります。秩父の思い出をお伝えします。
秩父神社
清らかでありながら、力強い男性的なエネルギーを感じます。3Dの龍の絵馬がとても珍しいです。絵馬コレクターであるメンターの目に留まり、即購入。
三峯神社 カフェ「ちどりや」
お昼ご飯はあまり期待していなかったけれど、三峯神社の中に落ち着くカフェをみつけました。無理にお蕎麦やわらじかつにしなくてよかった(笑)。
流れる曲もリラックスムード。ビーガンメニューもありました。
白湯リチュアル
探究中、いつも水にフォーカスしています。
巡礼に行く度に、その土地で水を汲める場所を探します。時には観光局に聞いたり、ブログを探したりして情報を集めます。そして旅の途中必ず立ち寄り、汲んで帰ります。持ち帰り様の専用容器も持っています。
そして翌朝から白湯としていただきます。
水への祈り。
感謝という言葉を水に転写して祈りを捧げ、その水をゆっくりといただくのです。
水の味はその土地によって全く異なります。その水が醸し出す風味を感じながら、前日の巡礼を振り返りの時を過ごすのも楽しみのひとつです。
秩父は東京都心から行ける特別な場所。関東にこんな素晴らしい場所があったとは勉強不足でした。
1日では味わいきれませんでした。また必ず再訪しようと今から考えています。