![ライオンズゲートの日に開く霊的世界の扉、伊吹山 自己探究の旅](https://noccotokyo.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_8184-2.jpeg)
今日は、真夏のライオンズゲートの日に、日本の霊峰のひとつ、滋賀県の伊吹山へ訪れた時の体験をお伝えしようと思います。
美しい高山植物と爽やかな風、頂上の展望は別世界のよう。
導かれるようにこの山へ登り、自分をみつめた記録です。
この記事の目次
導かれた8月8日、ライオンズゲート
ライオンズゲートとは
ライオンズゲート とは、7月26日(マヤ暦の元日)から8月12日までの間に開く、「霊的世界への扉」と言われているものです。8月8日にピークを迎えます。
その時期は、強いエネルギーが地球に降り注ぎ、個人のアセンション(意識のシフト)が加速されます。
そのため、私たちが本来行きたいと思っている方向に、霊的な力で強く導いてくれると言われています。
自分の探究が進み、なりたい自分へ一気に背中を押してくれるようなイメージです。
Connecting the Dots (点と点を繋ぐ)
この時期は、次々に目の前に現れてくる「石」のシンボルが気になっていました。
これは、スティーブ・ジョブズが言っていた、「点と点を繋ぐーConnecting the Dots」というイメージに近いものです。
シンボルとシンボルの意味を繋いで、読み解いていく作業。
これが探究上、とても重要なプラクティスなのです。
メンターは、春ごろから「さざれ石」の存在が、なぜか気になって意味を深めている途中でした。
スピリチュアル的には、神聖で神が宿り、強いエネルギーを持つ石と言われています。
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伊吹山レイライン
古くから霊峰として山伏や僧侶などが修行に励んだ山でした。
そして特に、伊吹山は、レイライン(Ley Line)上にあるということがあげられます。
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引用: 四国遍路情報サイト 四国遍路から
古代の人たちが作り上げた、この壮大な計画に、知れば知るほど神秘的な思いが募ります。
現代の私たちが知り尽くすことができない、何か深い意味が、まだまだ隠されているような気がしてなりません。
伊吹山巡礼トレイル
伊吹山への道
深夜に京都を車で出発、日の出を伊吹山山頂で迎える予定でした。
伊吹山は1合目から足で登山することはもちろんできますが、かなり本格的な山なので、今回は9合目まで車で行き、そこから頂上まで登山することにしました。
伊吹山ドライブウェイは、夏の間は夜3時から開門しています。
9合目の手前で朝日が現れました。ライオンズゲートの日の朝日は、本当に力強い太陽でした。
一度途中で車を降りて、ゆっくりご来光を拝みます。
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日の出の直前の静寂
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9合目まであと一息、標高830メートル地点で日の出
山頂へ
伊吹山9合目。「スカイテラス伊吹山」。
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9合目伊吹山スカイテラスの駐車場を上から見下ろしたところ。
ライオンズゲートの日の早朝は快晴。胸は高鳴ります。
駐車場に車を止めると、大きな観音菩薩像に出会いました。
弥勒菩薩と出会い、弥勒の世に向かって探究を進めている私たちを優しく迎えてくれたようでした。
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私たちの行く道を導く、優しい微笑みの観音菩薩。
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高山植物の花が咲き乱れ、その都度足を止めて魅入ってしまうくらい美しい光景でした。
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メンター、高山植物を撮影中。
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高山植物が咲き乱れる山頂までの登山道。
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山頂は快晴。
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遠くに青く大きく見えるのが琵琶湖。
頂上では、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)と白イノシシが出迎えてくれました。
ヤマトタケルノミコトは、伊吹山の荒ぶる神(伊吹大明神)との戦いに出向き、白いイノシシに出会います。度重なる戦いに勝利していたヤマトタケルノミコトは、慢心な思いでいたので、今回もこの白イノシシを「神の使い」と思い、後で相手をしようと軽くあしらいました。
その後、ヤマトタケルノミコトは行く手で大きな傷を負い、命を落とすことにつながってしまいます。白いイノシシは、神の使いではなくて、神様そのものの化身だった、ヤマトタケルノミコトはそのイノシシを威嚇し、やり過ごしたことでその神様の怒りを買ってしまったのだった、というストーリーです。
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山頂で私たちを見守る日本武尊(ヤマトタケルノミコト)。
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山頂の白イノシシ。
山頂で私たちを見守ってくれるヤマトタケルノミコト、そして神の化身である白イノシシ。
「伊吹おろし」と呼ばれる吹き抜ける爽やかな風と、咲き乱れる花々に癒されました。
伊吹山巡礼、探究の気づき
自分の中の「男性性」と「劔(つるぎ)」の学び
この頃は、男性性の学びにフォーカスしていました。
自分の中にある女性性と男性性、そのうち男性性に関する学びです。
男性性の機能が整うことによって、本来の女性性が蘇ってきます。
同時に「鏡」と「劔(つるぎ)」についても深めていました。
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ネガティブな感情、エゴにまみれた思いは、必ず現実世界に、形となって目の前に登場します。
仕事でもプライベートでも。
相手から「鏡」のように、何度も見せられていた頃でした。
自分の頑固さ、感謝の心のなさ、自己価値の低さなど、色々な感情がうごめき、気持ちが乱高下して失敗ばかり繰り返していたのもこの頃です。
今思えば、「どうしてあんなに焦ってばかりいたんだろう」と冷静に振り返ることができますが、当時の私は必死でした。
自分の鏡を見つけるまで、もがき続けていたのだと思います。
すべてが、Awarenessアウェアネス、気づき=マインドフルネスの時期でした。
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ヤマトタケルノミコトは劔の使い方を間違えて、命を落としてしまいました。白いイノシシは神の化身だった。それを見ることができず間違った方向に進んでしまった。
劔の学びをしていたのだと思います。
私は青空の下、聖なる場所で、「正しい鏡と劔を身につけたい」という思いをコミットしました。
(メンターは亥年生まれなので、この真っ白なイノシシに、さらに親近感があったようです。)
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山頂にて。コミットの前に瞑想中。
花と風のエネルギー
8月にしか咲かない、頂上付近の高山植物の花々は、そんな葛藤する私の心を解放してくれました。
今までに見たことのない美しい色や形の花々たち。
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山頂の百花繚乱の高山植物たち。
植物は、癒しやリラックスの象徴。
同時に植物の持つ強い霊的なエネルギーで、浄化作用を起こすこともできます。
植物は「劔」の役割を持っているのです。
植物は、不要な感情を断ち切って、自分にヒーリングを起こすことができます。
そして、風は、浄化を加速させます。
風によって、自分の身にまとっている汚れを、一気にぬぐい去ることができます。
ライオンズゲート の特別な日に、三次元世界から霊的世界に入り込んだような、不思議な夢を見ているような山頂でのひととき。
ピュアな花を咲かせる高山植物と吹き抜ける風を感じ、自分が浄化されていく感覚。
自分の中のエネルギーが動いていく心地よさを感じました。
植物の、人間を癒す力の強さを、この大自然から感じることができました。
これからは、植物のエネルギーにもっと近づく時代。植物とさらに寄り添い、ともに生きていくこと。
それがこれからのスピリチュアル ウェルネスの中心になるのではないかと思います。
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男女性のイメージ。2本の花が美しく咲いていました。
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つい真剣に近づいて見てしまう。持参したルーペで見ているところ。
【私的旅情報】
伊富岐神社
伊吹山の麓にある伊富岐神社。杉の大木があります。
伊吹おろしの風、爽やかな浄化の風が通り抜けていきました。
私の心の中に凝り固まっていた感情を動かし、男性性の動きを活発にさせてくれたようでした。
私たちは登山の後に立ち寄り、無事山頂まで行けたことのお礼をしました。
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伊吹おろしの風が通り抜ける伊富岐神社。
泉神社
この周辺は水の質が大変高く、沢山の地元の方が水を汲みに来ていました。
ヤマトタケルノミコトが伊吹山に登って怪我をした時も、この水で癒したと言われています。
京都に持ち帰り飲んでみました。優しく、まろやか、癒される水でした。
この近くに住んでいる人たちは、幸せですね。
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泉神社と水汲み。
ライオンズゲートがもたらす意味
ライオンズゲートの時期は、普段の自分の探究を後押ししてくれる強いエネルギーが降り注ぎます。
その力を借りて、自分に変化をもたらすチャンスです。
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伊吹山山頂にて。
でも、自分が変わりたいと真剣に思わない限り、それは実現しません。私は伊吹山の旅でそのことに気づきました。
それまで私は探究ひとつとっても、他人事ですべて人任せ、何かあると人のせいにしていたことに気づいたからです。
巡礼の旅へ、自分は何のためにそこに行くのか、何をしたいのか、真剣に自分と向き合わない限り、それはただの観光旅行で終わってしまいます。
今年のライオンズゲートの日もまもなくやってきます。皆さんは、どこに誰と行き、祈りますか。
よき自分みつめ、よき探究の日になりますように。
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