奥琵琶湖、余呉湖の幻想的世界、そしてこれからのクリエイションについて思い巡らせたこと 

 

これは3年前に訪れた琵琶湖の旅の話です。

この真冬に懐かしく思い出したので、美しい写真とともにご紹介したいと思います。

琵琶湖・湖北エリア

琵琶湖の北に位置する湖北エリア(奥琵琶湖とも言われる、地図で見ると琵琶湖の先端の部分)に位置する「余呉湖(よごこ)」の旅日記です。

メンターと私は、近江高島の白髭神社で朝日を拝み、それから琵琶湖湖畔に沿って車で北上して向かいました。

白髭神社の美しい日の出の記録は、こちらからどうぞご覧ください。

 

湖北エリアは、華やかな琵琶湖南側や東側とは全く趣が異なります。

少し影があるようなひっそりと落ち着いた雰囲気。まさに神と共存しているような空気を醸し出しています。

 

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静寂。

 

余呉湖湖畔を歩く

その湖北エリアに、雪の降る真冬2月と、桜の季節4月に2度訪れました。

余呉湖は、別名を「鏡湖(かがみこ)」と言います。水面がきらきら光り、周りの山々を鏡のように写します。

 

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鏡のように湖面にシンメトリーに映し出される姿は幻想的。

 

戦国時代は合戦の舞台となった場所でもあるそうですが、そのような争いの面影は感じられません。

私たちが訪れた時期は人の姿もほとんどなくて、しんと静まりかえっていました。時折、のどかに「ワカサギ釣り」の人が行き交うくらい。

湖畔に立つと、家や木々の影が水面に美しく映り込んで、絵画のような世界です。

そのほとりを、ゆっくり歩いてみました。

 

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誰も踏んでいない真っ白な雪の上を歩く。

 

 

水面に近づくと、小さく優しく打ち寄せる波の音が聞こえて神秘的。幻想的な世界でした。

nocco
ああ、本当に来てよかった。この場所に住んでみたい。

 

と直感的に感じました。

言葉を交わさなくても、メンターも同じ時に同じように感じていたみたいです。

季節が織りなす様々な表情

雪の季節。

「雪」のスピリチュアル的な意味は、
浄化、清浄、清らかさ、真実、平安、リラックス。

nocco
私はここで何を浄化したかったのかな。。 

 

と考えました。

それまで自分を悩ませていた人間関係?自分の感情? 

雪の上を歩きながら、色々なことが思い浮かびます。

でも歩いて行くうち、すべてがすーっと溶けて解決していくんじゃないかと思えてきます。

誰もいない真っ白な雪を踏みしめる「キュッキュッ」という音が心地よく、心の奥まで透明に澄み切っていくようでした。

 

 

そして、2度目に訪れたのは桜の季節。

雪の季節とはまた全然違う表情でした。

湖畔に咲く桜と若葉が素朴で、初春の美しい風景です。

 

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桜が自然の中でひっそりと咲き乱れます。

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冬も春も余呉湖は穏やかです。

 

天女の羽衣伝説

 

余呉湖には「天女の羽衣伝説」という話が伝えられています。

 

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天女の像。

 

湖畔に舞い降りた天女が羽衣をかけたとされる「衣掛柳(ころもかけやなぎ)」という柳の木があります。

残念ながら私たちが訪れる前年の台風で、その柳は根元から折れてしまい、今は太い切り株しか残っていない状態でした。

でもその場に立つと、なんだか想像が膨らみます。

 

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たおやかな柳の木でも、こんな風に折れてしまうなんて。。

 

スパをクリエイションする夢

セラピストの私は、将来ひとつのスパ、それもスピリチュアル要素を入れた施設を作りたいと思っています。

コンセプトももう決めています。

セラピーを受けたり瞑想やヨガができる滞在型スパを作るのに、余呉湖って候補かもしれないわね、とメンターと話が盛り上がりました。

例えば、

・木々の香りのする風が入り、鏡のように輝く湖面が見えるルームでボディマッサージ
・早朝の湖畔のジョギングまたはウォーキング (湖は1周 6.4キロ)
・スパキュイジーヌを湖畔のテラスで(その土地の野菜やフルーツ、ハーブ、魚を使ったメニュー)
・森の中をトレッキング(ランチは皆で作って)
・キャンドルを灯して夜のグランピング(キャンプ)

 

などなど。想像は無限です。

そして周辺の神社へグループで巡礼トレイル。ひとつのスピリチュアルコミュニティがそこで生まれます。

この土地の静かで神秘的な佇まい、透明感のある落ち着いた時の流れは、疲れた体を癒し、自分の内面を見つめるのに最適な空間となりそうな気がします。

 

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神々と共に暮らす湖。

 

【私的旅情報】

余呉湖へは私たちは車で行きましたが、北陸本線余呉駅からレンタサイクルで回るのも楽しそうです。

乎彌神社(おみじんじゃ)

余呉湖から車で5分ほどの場所にある、小さくて可愛い神社です。

神と共存する湖の穏やかな暮らしや信仰心を肌で感じることができます。

 

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雪深く、人はほとんどいませんでした。

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厳しい寒さの冬、狛犬様も防寒仕様となっています。

海津(かいつ)大崎

「日本のさくら名所100選」のひとつで、ピークは大渋滞になると聞いていましたが、私たちが訪れたタイミングは若干遅く、桜はほとんど散ってしまった後でした。

4キロも続く桜を見ながら湖畔を歩くのは、都心のお花見と異なり、大変開放感があるように思います。

次回はぜひ満開の頃に訪れたいです。

 

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琵琶湖の向こうに沈む夕日を眺めることもできます。

 

渡岸寺(とがんじ)十一面観音堂

余呉湖から琵琶湖の東側を南下していきます。

周りの街並みも素朴で落ち着きがあり、その中でも「観音の里」と呼ばれて随筆家の白洲正子や多くの著名人が愛したエリアがあります。

 

この渡岸寺観音堂にある十一面観音像は、国内でも最高級の美しさと言われているそうです。

この地で人々に大切に守られ、女性らしい上品な姿でひっそりと観音堂にいらっしゃいます。

ガラスで遮断されていることもなく、肉眼でかなり近い距離まで接近できます。

それも360度、色々な角度から見ることができるのです。係の方の説明も受けられます。

(現在コロナウィルス対策で拝観中止になっている模様。事前にお問い合わせいただいた方がよいと思います。)

 

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観音の里は静かで落ち着きのある雰囲気です。

伊吹山

さらに南下した米原市にあります。山の麓は、有名な関ヶ原。

そして、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)も怪我を癒すのに使ったという、質の高い清らかな水が流れています。

伊吹山へは8月に訪れました。琵琶湖を一望する山頂からの眺めと咲き乱れる高山植物。ぜひこちらの記事をご覧ください。

 

 

竹生島

神が宿る島。長浜からフェリーが出ています。

竹生島は思い入れが深く、旅日記はまだアップできていません。あと少しお待ちいただければ嬉しいです!

 

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竹生島、山の上から海を見下ろす。

 

琵琶湖の旅、いかがでしたでしょうか。

様々な表情を持つ琵琶湖、私はひっそりと趣のある北部のエリアが特に好きです。

心と身体を癒す旅を求めている方にぜひおすすめです。

 

nocco
今日も読んでくださってありがとうございました。