北海道レムリアの旅 - 夢で見たレムリアンブルーの摩周湖へ

当ブログを訪れてくださりありがとうございます。

前回の投稿は1月でしたので、8ヶ月ぶり、久々の投稿です。

自宅療養中だった父が、4月中旬、自宅で息を引き取りました。眠っているのだろうと勘違いしたほど穏やかな最期でした。大学病院での積極的な延命措置を拒否し、住み慣れた自分の家でゆっくりと静かに自分と向き合って、私たちの元から肉体を捨てて魂へ戻っていきました。激しい痛みや苦しみのない穏やかな父との別れは私の願いでもありました。悲しみや寂しさはまだまだ癒えないけれど、心が救われるような気がしています。

介護の期間は約4年間。その間学んだことがたくさんありました。スピリチュアル的な視点で気づいたことをまとめてアップしたいと思っています。が、なかなか文章にまとまりません。

 

そこで、父の話からは少し逸れますが、今回から何度かにわたって、今年6月に訪れた北海道の話を書いていきたいと思います。どうしてこの時期に行ったのか。どうして北海道なのか。ぜひお読みいただければ嬉しいです。

それは「魂の癒しの旅」ともいえるパートナーとの二人旅でした。

青い湖の夢

父が旅立つ前の昨年11月の夜のことです。ある夢を見ました。

青い湖とその周りに深い緑の針葉樹林が広がっていました。静かで神秘的な青さ。

その青の色があまりにも印象的で、翌日から夢リーディングを始め、これがどこなのか探り求める日々が続きました。

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これは夢を見た翌日に、思い出しながらデジタルアート(ipad)で書いてみたものです。

 

数週間後、湖は北海道・道東にある摩周湖ではないかと分かりました。色々検索していた時に「ここだ!」と感じたのです。

さらに摩周湖から阿寒湖にかけては、かつてレムリアのレイラインがあったらしいということをメンターが見つけ出しました。

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「夢で見た場所は摩周湖だった。摩周湖に呼ばれている。なんとしても行かなくては!」

 

と思いました。

 

当初は父も旅に出られるほど元気で、ぜひ一緒に行きたいと言っていたので、夏になったらメンターと3 人でフェリーを使って車で行こうと準備をしていました。

ところが年明けから容態は急変しました。父の体力は日に日に落ちて、緊急入院やその後の在宅療養を経て、4月に父は息を引き取りました。

 

旅は夏至を挟む6月中旬に予定していました。父が亡くなったことで、旅を断念するか延期しようと思いました。

でも、後から分かったことですが、予定していた旅の日程は、忌中が終わり、忌明け(四十九日過ぎ)の時期になっていました。納骨も済んでいるタイミングです。忌中の間は、家にこもって故人に祈りを捧げ、活動を控える時期であり、もちろん神社参拝もできません。でも旅行の時期はその期間がぴったり終わっているのです。

nocco
もしかしたら、この旅を実行させるために、見えない世界の存在と父は、旅立ちの日まで計画通りに進めたのかもしれない...

 

と思いました。そう思うと、胸がいっぱいになって、なぜか涙が止まらなくなりました。

この旅は、壮大な計画の中で、あらかじめ決められていた旅なのだろうと確信しました。なので、思い切って、2人で予定通り出発することにしました。きっとたくさんの重要なメッセージを受け取るに違いないと信じつつ。

また、阿寒という土地はパートナーが生まれ、小学生まで育った場所でもありました。「そのうち一度は一緒に訪れましょうね」と気長に話していた計画が、この夢を見て、その後躊躇していた時に、父がそっと背中を押してくれたようでした。こうして驚くほどのスピードで実現することになりました。

北海道・阿寒摩周屈斜路の旅

結局、北海道へはフェリーでなく、飛行機を使いました。釧路空港からレンタカーを借りて回ることにしました。フェリーの旅は、もっと時間の余裕ができるまで、しばらく保留です。

5泊6日の行程は、阿寒湖から徐々に移動し、摩周湖、屈斜路湖を巡り、最後は釧路湿原を通って釧路に戻ってくるというルートでした。本州とはスケールが全く違う自然の雄大さにただ感動しながら車を走らせました。

北海道の広さは果てしなく、東京を移動する感覚で「google mapで近いから、それほど遠くないはず」といった予測はまったくあてになりませんでした。「意外に遠くて時間がかかる」と何度も思いました。でも、今までなら焦ってしまう私ですが、焦らずゆったりした気持ちになるのが不思議でした。北海道の自然が、私の時間に縛られる癖を、いとも簡単に拭い去ってしまったのかもしれません。

 

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渋滞のない長時間ドライブは快適でした。

夏至の祈り合わせ @霧の摩周湖

夏至6月21日の13:00には、「夏至の祈り合わせ」をすることにしていました。それぞれの場所から心をひとつにして祈るという時間です。

この日この時間には、必ず摩周湖にいよう、と決めていました。けれども夢で見た、期待していた青い湖面はほとんど見えず、『霧の摩周湖』状態です。(昔、こういう名前の歌がありましたね。昭和生まれの方はピンと来るはずです。)

摩周湖第一展望台。じっと長い時間待っても同じでした。第三展望台はさらに標高が高いので可能性は低い、とのことであきらめました。

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摩周湖第一展望台。霧に包まれています。

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一瞬、霧が途切れて湖面が見えました。でも期待していたブルーとはちょっと違う。

 

午後13:00の祈り合わせの時間は、第一展望台の反対側にある裏摩周展望台に行きました。変わらず霧に包まれています。祈りは霧の中で行いました。

 

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祈り合わせの際に、このシンギングボウルを使いました。

 

気持ち良い祈りの時間でした。同じ時間に多くの人が同じ思いで祈っていたと思います。祈りに天気は関係ないでしょうけれど、霧が晴れないのは心残りで仕方ありません。

滞在中に見られたらいいな、と願いをこめて、摩周湖を後にしました。

ついに念願の摩周ブルーと出会う

翌日は、午前中に硫黄山(アトサヌプリ)の「つつじが原自然探勝路」で、現地のネイチャーガイドさんと一緒に半日のウォーキングをしました。「6月はじめてと言っていいくらいの晴天ですよ、最高の日になりましたね」と言われるくらいの晴天でした。昨日の肌寒い天気が嘘のように、夏のような日差しが照りつけていました。

この後、今日なら摩周湖は確実に晴れている、という情報を聞いたので、午後から摩周湖へ期待に胸をふくらませて向かいました。

 

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硫黄が絶えることなく噴き出すアトサヌプリを後に、青空のもと摩周湖へ向かいます。展望台まで車で20分ほど。

 

すると、どうでしょう。

そこには美しい青い摩周湖が目の前に広がっていました。

nocco
夢と同じだ!!!

 

こみ上げる感動と興奮でしばらく動けずにいました。

 

mashuko

青一色。

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双眼鏡、大活躍。持ってきてよかった。

 

私の魂はおそらく昔ここに住んでいたのだろう、となぜか強く感じて、懐かしいような温かい感情が湧き上がりました。

摩周湖のブルーは、レムリアのブルー、ここはレムリアの土地だったのです。そこに私は暮らしていた、そう思いました。どこまでも深く神秘的な青は、まさしく夢でみた青でした。

ブループリントで計画された旅

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摩周湖第三展望台。カムイシュ島(中島)が間近に見えます。

 

この旅が、自分の魂に、つまりブループリント(青い計画)に沿ったものであり、必要なタイミングで導かれていることを感じました。この夏至の時期、まさに訪れるべき時だったのだと思います。

「本当に来てよかった」と心から思いました。

この旅で気づきがたくさんありました。出会う人たちが教えてくれる森や自然や動物のこと、彼の親戚の人たちの深い優しさ、毎日移り変わるお天気、目の前に広がる景色。それらを体験して、私が感じたことを、これから美しい写真と共に少しずつお話していきます。

 

mashuko

摩周湖第三展望台の摩周湖と反対側からの眺望。屈斜路湖、硫黄山(アトサヌプリ)、川湯温泉などが見えます。全部が大きなカルデラの中に入っているのがよく分かります。

 

夢リーディング

そして最後に、「夢リーディング」の大切さを付け加えます。

どんなに美しい夢を見ても、朝起きるとすっかり忘れてしまうことがあります。できる限りしっかり記憶に留めておくこと、面倒でも夜中に起きたらメモに残すことを心がけています。

夢には自分の将来を示唆する重要なデータがふんだんにちりばめられています。それをどう受け止めてどう活かすのかは私たちの意識しだいなのかもしれません。

きれいな夢だけでなくて、怖い夢や気分の悪くなるような夢を見ることもあります。夢を見たことを隠したり少しでも早く忘れたいと思うのが普通です。でもそういう夢こそが、ただ不吉なことを予告しているのではなくて、今手放さなければならない癖や深く眠るネガティブな感情が隠されているのかもしれないと思うと大切に扱わないといけないな、と今は思います。

私が今まで夢のメッセージから気づいたことはたくさんありました。夢から今いる自分の立ち位置を示され、気をつけないとならないことや将来起こるべくことを知りました。今までの巡礼の旅も、その夢で見た場所を探し出し訪れることで、その場で大きなメッセージを受け取っています。今回の摩周湖もそうでした。

今回は摩周湖に呼ばれ、導かれるように訪れ、夢と同じ場所に立ちました。この地が重要な地であることだけは間違いありません。ここでこの先何が起こるのか、どう導かれていくのか、何をすべきなのか、期待は膨らむばかりです。

この続きを、次はどんな夢を見て、どんなメッセージを受け取るのでしょうか。楽しみで仕方ありません。

 

mashuko

東京から持って行ったラピスラズリのフラーレン。青い摩周湖によく合います。

 

nocco
今日も読んでくださってありがとうございました。