「昨日見た夢、いったい何だったんだろう?何か意味があるのかな。」
そんな風に思ったこと、ありませんか?
「不思議な夢、見ちゃったなあ」で終わらせるのはもったいない。そこから思いがけないヒントがあるのかもしれません。
夢は、その意味を知ることで、自分のこれから先に進むべき道を教えてくれるものだったりするのです。
今日は、夢を読み解く方法(夢リーディング、シンボルリーディング)を、私の体験を交えてお話します。
この記事の目次
夢を見たら
まず、夢を見た時のおすすめの手順を記します。
1. とにかく記録すること
まず、夢を見たら、覚えているその瞬間のうちに書き残すことが大切です。
私は、眠くてペンを持って書けない時も多いのでiphoneのボイスメモをよく利用しています。
朝起きてから書こう、と思ってすぐにまた眠りについてしまうと、ほとんどの場合、朝になると完全に忘れています。(私の経験から、実証済みです)
2. シンボルをみつける
翌日の朝にやることはこれ。
見た夢を細かく思い出す作業です。書き残したメモに付け足しをする感覚。とにかく思い出すこと。
そして、夢の中に出てきた、中心になっているのは何かを考えます。
誰が?どこで?何をしている?色は?景色は?
つまり、「この夢のシンボルとなるものは何か?」を探し当てるのです。
3. キーワードをピックアップする
次に、出てきたキーワードをひとつずつ調べ、繋ぎ合わせていく作業です。
「夢占い、◯◯」と検索すると答えは沢山出てきますが、私は夢について書かれた本をよく使って、単語を拾います。
4. 夢のメッセージの読み解き
次に、それぞれのキーワードから拾ったメッセージをつなぎ合わせて、夢は自分に何を問いかけているのか、を考えることです。これこそが自己探究。
一番難しいところだと思います。
少し考えがまとまった時点でとメンターに伝え、アドバイスをもらいます。
いつも、「あ、そうか!」と気づくことが多いです。
次は、私のリアルな体験談。ぜひ参考にしてみてください。
私の夢リーディング
ある夜の夢
昨年夏のある晩、京都で夢を見ました。
ある夜の夢
どこかへ向かっている途中。
後部座席に座って、運転席の窓を通してじっと進む方向を見ている。
行先は分からない。でも「このバス、どこに行くんだろう」とワクワクする気持ち。
キーワードを探す
キーワードは、「バス」「11」です。
自分に当てはめてながら、ひとつひとつを深めます。
それは単なる偶然ではなくて、何かを皆さんに伝えたくてわざわざその数字を使って知らせている、ということ。
それを深めてその意味を考えることは、自然な流れだということになりますね!
夢を自分に照らし合わせる
と、自分みつめが始まりました。
マインドフルネス。今の自分を見る、ということです。
こんなことが頭に浮かびました。
本当の自分は何がしたいのかな。
そして、本当の自分の思いを探りました。
考えていたわ。
それを理由に、やりたいことを先延ばしにしてたかも。
やりたいこと、形にして表現したいことがあったのに。
という本当の自分の思いに気づきました。
さらに、11番のバスを調べました。
なんと、メンターと私のいる京都の場所から、直接「蚕の社(かいこのやしろ)」に行けるバス路線だった!
「蚕の社」は、節目に必ず訪れる神泉苑と同じくらい、メンターと私の重要拠点。
蚕の社は、古代の人々が禊を行なって、身を清め、新しい世界へ踏み出す場所。そこからのメッセージ、ここに導かれている。
夢の意味が分かってきました。
夢からの気づき
ここでの私にとっての新しいスタートの意味は、自分の使命を知ってその方向に行先を変えること。
実はスピリチュアル探究を始めて少し経った頃から、私にはやりたいことがありました。
それは、自分が体験したことを記録し、多くの人に分かち合うこと。それによって、同じような悩みをもっている人たちに何か役に立てるんじゃないかと思っていました。
具体的には、
と頭の片隅でいつも考えていました。
メンターからも「ブログ、いいと思うよ」と了解は得ていたし、ブログを立ち上げるための情報(Wordpress) を仕入れて、周りの準備はほぼ整っていました。
それなのに、時間がない、仕事が忙しい、実家のことで精一杯、勝手な理由をつけて何ひとつ進んでいませんでした。
今、振り返って、その時何が躊躇させていたのか考えてみると、「真実を明らかにすることへの恐れ」だったんだな、と思います。
早く新しいスタートを切りなさい。
それがあなたの役割ですよ。
夢はこのとどまっていた私の背中を強く押してくれました。
蚕の社
ここで、夢の読み解きから少し離れて、「蚕の社」のご紹介をします。
古代の禊の場所
「蚕の社(かいこのやしろ)」という名前は通称で、本当の名前を「木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)」と言います。
少し長くて読みづらいですね。
ガイドブックにも積極的には取り上げられていませんが、スピリチュアル系の人たちにはとても有名な場所です。
京都太秦にあります。嵐電の駅で「蚕の社」駅から徒歩5分くらいです。私たちは自転車で行くこともあります。
本殿横に三柱鳥居という3本の柱を持つ不思議な鳥居があります。
何かとても強いオーラを放っています。
今は水は涸れてしまっていますが、鳥居の周りは池に囲まれて、かつては禊を行なっていたようです。古代、京都の原型を作ったといわれる、秦一族が建てたものだそうです。
蚕の社は
「あることを終わらせて、新しくスタートさせる誓い」
を立てる神聖な場所、禊の場所である。
夢に沿って導かれたのが蚕の社でした。
11番のバスに乗って蚕ノ社へ
翌日、普段は嵐電に乗って行く蚕の社へ、夢で導かれた通り11番のバスに乗って出かけました。
時間も11時に着くように。
蚕の社は静まりかえっていました。
本殿で祈ります。
夢に導かれて訪れた蚕の社で、新しいスタートを誓いました。
夢が教えてくれること
誰もが夢を見ます。
そして「昨日の夢って、なんだったんだろう?」と考えることがあると思います。
その時こそ、本当の自分、つまり自分のスピリットが、お知らせを届けにきてくれた証拠です。
私はメンターにアドバイスをもらって、夢を読み解く本も持っていたけれど、絶対にそれが必要ということではないと思います。パソコンで「夢占い」と検索して考えてみるだけでもいいんだと思います。
必要なのは、夢を見たら、少しの間立ち止まって、
その夢の意味を自分にあてはめて考えること。
そして、そのメッセージをおろしてくれたことを、
神様に感謝すること。
夢のその後
シンボルの繰り返し
私はその後、何度も11というキーワードを目にしました。
街中でふと見かける数字が「11」、時計を見ると「11:11」。
見えない世界の人たちが、「ノッコさん、早く気づいてね、早くアクションしてね」と促してくれているのです。
なんという優しさなのでしょうか。
ブログスタート!
そして、私は半年後、構想を描いていたブログをついに立ち上げました。
自己表現の場、新しいスタート地点に立ちました。
あの時、夢を読み解いていなかったら、今もスタートできてなかったように思います。
私が伝えたいのは、
夢を見たら、絶対に放置しないこと。
自分の今の状況とリンクする、背中を押してくれる何かヒントが必ず見つかります。
皆さんのすてきな未来のために、夢の読み解きをぜひしてみてください。
私的旅情報
せっかく太秦まで足を延ばすなら、近くでぜひ訪れていただきたい場所をご紹介します。まだまだ沢山あるけれど、厳選してご紹介!
広隆寺
嵐電・「太秦広隆寺」駅は、「蚕の社」駅の隣の駅なので、歩いて行けます。
広隆寺は、国宝「弥勒菩薩像」があります。
撮影禁止のため、写真をご紹介できないのがとても残念ですが、優しい微笑み、美しい指先、カーブしたボディ。女性らしさに溢れています。日本で一番美しい仏像と呼ばれているとか。
私は長い時間、弥勒菩薩の美しさ、優しさに心を奪われ、離れることができませんでした。静かな空間で瞑想をしてきました。
嵐山
嵐山までは、嵐電に乗ってそのまままっすぐ行くことができます。
嵐山は訪れたい場所が沢山ありますが、写真は、真夏の早朝に早起きして蓮の花の開花を見た天龍寺。そして、竹林の奥にある、大河内庭園。嵐山の全景を涼しい風に吹かれながら味わうことができます。
夢は京都に行かなくても、世界中どこででも見ることができます。どこででもリーディングできます。
夢を読み解いて、自分の進むべき道を知る、見えない世界の人たちは私たちをじっと見守ってくれています。
スピリチュアルの道に進んで、私は多くの場面でこのことを実感しているところです。