またまた久しぶりの更新となりました。
2020年秋から年末にかけて、激動の期間でした。
これからの人生の方向を決めるタイミングの始まりでもありました。
それは見た目の自分の生活を変えたということではなくて、自分が今までブロックをかけていたものに気づき、それを外すことができたので、本当の意味でシフトチェンジが始まったということ。
そのプロセスをサポートしてくれたのが、月読命の神様でした。
この記事の目次
月読命の神様との出会い
皆さんは、『月読命(ツクヨミミコト)』の神様にはどんなイメージをお持ちでしょうか。
「月」「女神」「美」? なんとなくミステリアスな雰囲気ですね。
月読命の神様は、私に大きな変化を促すため、最終決断まで持っていくために、背中を強く押してくれました。メッセージはとても短いものでしたが、とても重要なものでした。
昨年2020年9月のある日、メンターからエッセンスをいただきました。
全国の月読命の神社でも同じように受け取れるようだ。
諸説あるようですが、月読命の神様は、”女性的な心を持つ、そして美しい男性神”。月に関係する神様。
姿形も含めて、気になります(笑)。
暗い闇に光を照らしてくれる神様。
「美」や「食」にも深く関わっている神様と知り、なぜかとても身近に感じました。
京都には嵐山・松尾大社(メンターの内神様)の隣に、「月読神社」があります。とても静かで美しく、ミステリアスな場所です。
でも私は東京に住んでいるので、京都には行けない。東京にある月読神社を探しました。
2つ候補はピックアップできました。
スピリチュアル的かぐや姫(竹取物語)の話
実際に阿佐ヶ谷神明宮に行く前に、様々な方向から月読命を調べました。月に関連する情報もそのひとつ。
かぐや姫ストーリー
月読命は、かぐや姫(竹取物語)にも深く関係しています。
かぐや姫は月の女神。
かぐや姫の物語は、あまりに有名で、日本に住む皆さんは詳しく知っていると思います。
さらにスピリチュアルな視点から見ると、こんな意味合いになるそうです。
地球に降り立ったかぐや姫は、感情をおさえつけて過ごしていた。求婚者に難題を課し、自分から引きこもっていた。自分を愛してくれる両親のことを思うあまり、誰に対しても素直に自分の心を開くことができなかった。
「自分さえ我慢すればよいだけのこと・・・」といつも思っていた。
その感情をかかえたまま、地球の生活も限界を迎え、とうとう月に戻ろうと決心する。
帰る間際、ようやくひとつのことに気づいた。
地球ならではの人間の特別な感情。言い換えれば、それは「自分を大切にすること、そして人を素直に愛すること」。
地球に降り立ったのはそれに自分がその感情を体験するためだった。ようやくその心が分かった。
月に帰る時間は迫っていた。身を切られるように月へ旅立ったかぐや姫は、地球人の感情をすべて失ってしまった。
本当に自分を大切にしている?
自分に重ね合わせる
私は9月から退院してきた父の介護のために、自由気ままな一人暮らしを中断し、実家で父の世話をしながら過ごしていました。
日々の物事をこなしながら、表面では平静を装っていたのですが、実際は疲労困憊の日々。さらに周囲との難題が次々と現れて感情が激しく揺れ動きました。病院のこと、介護のこと、家のこと、仕事のこと、色々です。
特にテレワークでの仕事と介護の両立も厳しく、一人焦っていました。そして父と二人だけの生活は、周囲から隔絶されており、孤独感も募りました。
阿佐ヶ谷神明宮
行くと決めた神社には、一度きりでなく、できる限り何度も繰り返し訪れるようにしています。
そうすることによって、前回見落としていたことに気づいたり、必ず新しい発見があるからです。
この姿勢もメンターから学びました。
探究の中で「一度で急いで結果を求めない」ということを、繰り返し体験から学んだように思います。
阿佐ヶ谷神明宮の第一印象
受け取ったメッセージ
阿佐ヶ谷神明宮へ通って何度めかのある日、社務所で祈祷を申し込みました。
緊張感のある拝殿の中で祝詞を聞き、最後に外の中央にある天照大神の前まで連れて行っていただき、鳥居の下で祈りました。
(ここにある木の鳥居は、伊勢の式年遷宮の後、別宮である瀧原宮から移動してきた鳥居だそうです。伊勢と空気が似ているなと感じたのには、ちゃんと理由がありました。)
祈祷の後に一人残って、須佐之男命、そして月読命の神様へご挨拶に行きました。
すると、なんと、首の後ろあたりから、ふんわり何かを感じ、全身を包み込むような気持ちのよい感じでメッセージが下りてきました。この感覚ははじめてでした。
あなたの役割は何ですか?
メッセージは、「役割」「役割」と何度も繰り返されました。
「役割」を深める
今後の活動のために、今魂を大きくしておく必要がある。
体験すればするほど、経験値は大きくなる。
意識が拡大していく。
三次元の仕事の手放しのタイミングが来たお知らせなのではないか?
三次元にいながらの五次元体験?
コロナの体験を経て、時代は大きく変化しようとしています。地球も次元上昇しつつあると言われています。
今までの考え方やライフスタイルに何か違和感を感じ、変化したいと感じる人も多いと聞いています。私も同じでした。
メンターからのエッセンスに抵抗は感じたものの、自分を素直に振り返りました。そして、
低いエネルギーとの関わりから抜け出して、新しいライフスタイルを探そう!
漠然と思い描くのではなくて、今度こそ行動に移そう!
と感じたのです。ついに。
そして、その変化を正直に発信し、周囲の人に伝えてみる、その行動が、人の心を動かして、その人に変化をもたらすかも。
そんなことができたら、私の役割の一部なんじゃないかな、と思いました。
さあ、次のステップです。
新しい世界への扉
決断すると行動はけっこう早いです。
早速実行に移すことにしました。
実家の断捨離をして、物質的な執着と過去とお別れした
実家の断捨離。
断捨離は、今や当たり前の言葉にもなりましたが、特に「実家の断捨離」は多くの人が苦労しているようです。自分の所有物ではなく、考え方が異なる家族との絡みが出るからです。
私も同じでした。
40年前に建てられた一軒家の実家は、何十年も触れられていないような物でいっぱい。そこに戻ってしばらく生活しながら、「いつかは片付けないと・・」と焦りながら眠りにつくのが日課でした。
決心したらその日から、端から片付けていきました。
収納されている物の中で今でも使っているものは、ほんの一握りしかないことにも気づきました。
ごみ収集のトラックを呼んで、いくつかの家具までも捨てました。45Lのゴミ袋で部屋中が埋め尽くされた時もありました。
亡き母が残したもの、小さい頃の思い出の品、手作りで作ってもらったものを手放すのには躊躇しましたが、本当に大切なもの、思い出深いものだけを残し、残りはお別れ。
幸い、療養中の父は、永平寺を開いた道元の「放下著(ほうげじゃく)」という教えを大切にし、それを実践して事業を畳んだ経験があるので、断捨離には100%理解者であり、心強い味方でした。どんどん勢いよく捨てていく私に、「どんどん捨てなさい」と。
という道元禅師の教えです。
捨てる物たちに、心の中で「ありがとう」と伝え、手放す。ほぼ1ヶ月間、この作業の繰り返し。
ほぼ瞑想に近い状態だったと思います。
終わった頃には、部屋の空気は変わり、爽やかで軽やかな風が通る空間に変わってしまいました。体は疲れたけれど、心はすっきり。
気持ちが落ち着くと、周りの人とのコミュニケーションも全部気持ちよくスムーズになるのが不思議でなりませんでした。
自然と笑顔になる、そして諍いやすれ違い、怒りもなくなって物事が穏やかに進むのでした。
退職の決断、三次元的な執着を手放す
22年間続けてきた美容の仕事は、どうしても強いエネルギーに引っ張られていました。請け負っている以上は、大きな責任を感じてしまい、時間も感情も吸い取られて、のめり込んでしまいます。
数年前からこれはよくない、と思っても、経済的な不安や肩書きがなくなることに不安で辞められない。そんな状況が続いていました。
メンターからもエッセンスもあり、今回は「本当に本当に、もう終わりの時が来たな」と直感的に感じました。
それでも長い間続けていた仕事は愛着があったので、心の中の葛藤が全然なかったわけではなく、遠のいていく寂しさもありました。
さらに周りの理解も必要でした。会社で何度も話し合いを根気よく続けるうち、自分の心にも整理がつき、春には円満に退職できる目処がつきました。
終わりの日が決まると、やり残した後悔も、未練のような気持ちも不思議と残っていませんでした。
反対に「やり切ったなあ」と感じる満足感と達成感、とっても清々しい気持ちです。
それも誰かに鳥籠に閉じ込められていたのではなく、自分から鳥籠に閉じこもっていたのだと、今になって気づきました。
つまりそれは、「自立せず、依存していた」ことに他なりません。
さらなるメッセージ
自分の決断を、月読命の神様へ伝えに行きました。前回、答えられなかったけれど、今度はきっちりと答えを持って。
すると、なんと今度は、
『自信を持ちなさい』
と聞こえてきました。
この決断でよかったんだ、とほっと安心できました。
さらに、次に訪れた時には、
『任』
という言葉のビジョン。何度も目の前にこの漢字が大きく現れたのです。
「任」、「任せる」という意味は、自分に任されている役割を深く掘り下げて自覚すること、それに向かって進むこと。そんな意味なのかな、と思っています。
そして、低い波動に引っ張られてしまうかどうか、新しい環境、新しい世界を創造できるかできないかは全部自分の意識しだい、ということも。
新しい扉が開きました。
今回の気づき
月読命の神様は絶妙なタイミングで、私に気づかせ、背中を押してくれました。
「今のままでいいの?いつまでそうしているの?役割は分かっている?」という神様からのリマインド。
2020年秋の大きな転機を一言で言うなら、それは、
「仕事中毒」の手放し。
自分を大切にすることができていないから、他人からの評価に依存する。
頑張っても頑張っても終わりがない道で、
完璧という幻を求めて、さまよっていた。
仕事も介護も人間関係もすべて。辛いけどここで自分さえ我慢すればうまく行くんだ、とか、仕事なんだから我慢するのが当たり前、と信じてしまっていました。
そして、幻想を目指し疲れ果てていたのでした。本当に実際にはない幻だった。もう卒業です。
メンターの言葉通り、私の魂も少しだけ大きくなったのかもしれません。身体もふんわり軽いです。
そして、今回何よりも一番学んだことは、
メッセージやシンボルをつないで、人生の目的や意味を見つけていくこと。
それは、内なる見えない存在に自分から近づいて、対話すること。
メッセージやシンボルを大切に扱い、読み解くことで、道が開けてくる、真実が見えてくる、ということを自分の肌でリアルに感じました。見えない存在達の声を聞こうとする純粋な思いや意識がその方向に正しく向かわせてくれるということも。
待っているだけではだめ、自分から行動を起こさないと始まらないのです。
頭でなく心で理解できたことが最大のギフトだったと思います。
さらに、この長い旅路の気づきのプロセスを、こうして嘘偽りなく記録に残し発信することで、読んでくださった誰かの心を動かすことになるのなら、この上なく嬉しいことだと思っています。
【私的旅情報】
阿佐ヶ谷神明宮では、「神明宮」と「月読社」の御朱印2つをいただくことができます。
限定の御朱印があります。季節ごとに新しく登場するので、通いながらコレクションしている人も多いそうです。
こちらが秋限定の刺繍の御朱印。銀杏の木はなんと刺繍で、御朱印帳の中でひときわ目立ちます。
東京の真ん中、それも駅(JR阿佐ヶ谷駅)から徒歩たった5分なのに、本当に静かで、美しく、別世界。
そしていつ行っても清々しい気持ちになれます。近くにいらした際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
ふんわり優しく神様からのメッセージをいただくことになるかもしれません。