ご存知の通り、伏見稲荷は大人気の観光地です。
皆さんの中でも行ったことがある方は多いと思います。
でも、千本鳥居を通って写真撮影して、お参りをして帰るだけだったらもったいない!
伏見稲荷は、山全体が霊場。神様の住む山です。
ものすごいエネルギーの高さと霊的なパワーが秘められている場所でもあるのです。
その伏見稲荷の魅力を十分味わいながら、自然の中を歩き、祈る方法を具体的にご紹介します。
終わった後に、「なんだか心がとっても軽くてストレスがなくなった!明るい気持ちになれた!」と感じてもらえる確かな方法とそのルートです。
他の伏見稲荷観光ガイドとは違う、スピリチュアルでトレンディな、新しい神社巡りの方法です。
この記事の目次
巡礼&トレッキング
効果的に波動を上げるため、つまり心を軽く明るくなるための祈りのスタイル、それを「巡礼トレイル」と呼んでいます。
そして、自然に触れながら自分自身を癒すこと
森林セラピーのようなイメージ
一言で言うと、ただ神社巡りをするのでもなく、ただ山歩き(トレッキング)をするのでもなく、その混合版。
例えて言うなら、四国のお遍路さん現代版。
海外で言うなら、スペインの巡礼路「サンチアゴ・デ・コンポステーラ」がそれにあたるでしょう。
自然に触れて身体を実際に動かすことによって、
自分自身のエネルギーを整える、
波動を上げる旅。
そして内なる自分を見つけることができる旅です。
さあ、詳しく見ていきましょう!
伏見稲荷でどのように祈ったらよいの?
まずは、行く前の準備です。
伏見稲荷に行く前に、マインドフルネスしてみます。
つまり、自分の今に集中すること。「自分みつめ」です。
その中で「もうこんな風に思うはやめたいんだけどなあ」と思う感情はありませんか?
私はあります。
その自分の感情を見てみます。
という自分の感情を深掘りするのです。
私の体験談を少しお話します。
私が伏見稲荷に導かれるまで
東京人の私は、有名な伏見稲荷の名前は知っていたけれど、特に興味を持っていませんでした。
けれども、たまたま私が幼い頃に他界した祖父母が熱心な伏見稲荷信者だと聞いて、その血は騒ぎ始めました。
さらに、たまたま職場近くの本屋で1冊の本を手にしました。
それは内藤健吾著『お稲荷さんと霊能者』(洋泉社)という本。
伏見稲荷で筆者が出会った霊能者の驚くような話。気持ちは一気に伏見稲荷に向きました。
当時の私の心
探究を始めたばかりで、回りの世界が日々変化し、ついていくのがやっとでした。
仕事のこと、経済的なこと、人間関係、家族、体調の不安。。。
いつも何かに悩んでる。
心が落ち着く時なんて、少しもなかった。いつも何かに追い立てられているようでした。
だから身体もいつもだるく、慢性肩こり、頭痛、肌荒れ、様々な不調がありました。
第一チャクラが整っていない状態ですね。
ここで少しチャクラについて説明です。
身体の7箇所のエネルギーがお互いに混ざりあい、バランスを取ることで、心身ともに健やかになれると言われています。
7つのチャクラにはそれぞれ色があって、第一チャクラのシンボルカラーは赤。
「赤」ということは伏見稲荷の鳥居! こんな風に思いました。
自分のその時の探究課題から、祈りに行く場所が決まっていくことも多いです。
今を見る、マインドフルネスするから答えが出てくる。
それから、せっかく巡礼に行くなら、ファッションも大切、と私は思います。
神社に行くのも、クラシックな地味一辺倒ではなくて、軽やかにオシャレに行きたいですよね。
はい。そうです。
神様にもその方が見つけてもらいやすいんじゃないかな、と個人的には思います。
色の発するエネルギーは思いのほか、高いものです。
私の巡礼トレイル実況中継
早朝、伏見稲荷に着き、お山に入っていきました。
手には、今日祈りたい願い(コミットメントと呼んでいます)を紙に書いて持って歩きます。
厳しい坂道、寒さ、風、喉の乾き、空腹、様々なことと戦いながら、黙々と歩きます。
そして、ポイントに着くたびに、同じ祈りを繰り返すのです。
ある日、私はこんな風に祈りました。
祈り
今日は東京から参りました。
いつもありがとうございます。
私は自分に自信が持てなくて、いつも恐れの感情を持ちつづけていました。
これからはその恐れを手放し、自分を大切に自分の価値を認めて生きていきます。
人間同士でも、初対面では、自己紹介が当たり前ですね。
ましてや、神様には当然の礼儀。先年月日、出身、そして名前は必ず名乗る方がよいです。
自分の持っているどんな部分を手放したいのか、具体的にお願いしましょう。
ぼんやりお願いしても、神様は「結局、君、どうしたいの?」とおっしゃるはず。
(私はこの点、メンターから何度も指導を受けました。)
これを1日要所要所で繰り返します。
すると自分が自然の中で一体化し、自分のエネルギーが動くのでしょうか、心に変化が必ず起こります。
疲れているのに気持ちが軽く、何か内面に固まっていたものがすーっと消えていくのです。
本当に気持ちいい。言い表せない爽快感です。
稲荷山という霊場だからこそ感じられるパワーなのだと思います。
伏見稲荷で何をしたらいいのか、つまり、
自然の中を歩き、同じ祈りを1日繰り返す。
自分は何か、誰なのか、
”マインドフルネス状態”で歩くこと。
巡礼ロード道順とポイント
伏見稲荷巡礼ルート一挙紹介
自分を見つめ、気づきは何なのか、考えながら歩く巡礼ロード。
マインドフルネスを目的として、体験をもとに伏見稲荷のお勧めのポイントをピックアップしていきます。
1. 本殿、神馬舎、奥宮
本殿は祈祷が行われる伏見稲荷メインの建物です。
ここで、始まりのご挨拶をして、先に進みます。
「今日はよろしくお願いします」とご挨拶することは、とても大切です。
人間同士のコミュニケーションと同じですよね!
神馬舎は、真っ白な馬の神様が祀られています。2箇所あります。
本当にリアル。白馬の神様にじっと見つめられている気がします。
私たちは、ニンジンを買って持っていき、その場にお供えします。
奥宮は、とてもエネルギーの高い場所。
「これからお山に入ります」とご挨拶をします。
ここの神様は、直接山頂の神様に「ノッコさん達が来るみたいですよ!」と伝えてくれるそうです。
神様たちが、山全体で連携プレーをしてくれているんですね。
2. 千本鳥居
世界中に知れ渡る有名な場所。多国籍エリア。いつも人で溢れかえっています。自撮り棒多発地帯(笑)。
その勢いに飲まれないよう、しっかり集中して歩くとよいです。
3. 奥社奉拝所
奥院と呼ばれているところです。
奥社奉拝所は独特な空気です。タイミングがよければ、本殿で祈祷をしているのが聞こえるかもしれません。
お塚と呼ばれるミニ鳥居がいたるところに置いてあって、初めて見た時はちょっと衝撃的でした。
(どうしても山の頂上までは無理!という方はここで引き返す方も多いです)
登り始める前に、必ず立ち寄ることを強くお勧めします。
4. 熊鷹社
さらに山登りを続けます。
山はハードですが、可愛い呼び方ですね!
熊鷹社は本当にミステリアスな場所です。
稲荷山の中でも一番のパワースポットと呼んでいる人もいます。
こだま池という大きな池があります。こんな山の中腹にこんな大きな池があるなんて、ちょっとびっくりします。
ここで池を背にして祈ります。
さらに、お茶屋さんがあるので、ろうそくを買って、灯してお祈りするとよいと思います。
5. 四ノ辻
四ノ辻は、本格的に山に入る前の、一時休憩所のようなところ。
世界各国の言語が飛び交っています。
眺めも最高です。ベンチで小休憩するとよいと思います。
6. 三ツ峰〜二ノ峰〜一の峰(山頂)
かなり傾斜は急になってきます。本格的な山登りです。
ひとつひとつの箇所で祈ります。
このあたりでへとへとになってきます。
そして山頂(一の峰)へ!
注意: 山頂からの景色は何も見えません(涙)。
皆さん「ホントにここが山頂か?」と思うのでしょう。
「ここが山頂です。お店の人に山頂ですか、とたずねないでください。」
という張り紙があります(笑)。
お祈りをする時は、正面で手を合わせるだけでなく、裏手に回ってみることをおすすめします。
誰もいない静かな空間で、今の自分をみつめ、神様と対話する時間を持つとよいです。
7. 御劔(みつるぎ)社(長者社)
大きな岩が少し高い丘の上にあります。この岩に向き合って祈ります。
ここは、波動がとても高い場所。
あなたの手放したい感情を、無事に手放せるように祈ってください。
8. 薬力社・おせき社
薬の神様。
奥に「薬力の滝」という小さな滝があります。昔、水行をしていた場所。
このあたりまで来ると、山歩きでおそらく疲労はピークになっています。
いろんな感情が出てきます。「疲れた、帰りたい、休みたい、まだ続くの?」など。
その感情をみつめ、今の自分をゆっくり見つめ、自分の思いを素直に発する場所にするといいです。
9. 御膳谷(おぜんだに)
前述した、『お稲荷さんと霊能者』に登場する霊能者、砂澤たまゑさんが祀られています。
昔から神様にお供えを用意していた場所。
御日供(おにっく)というお供えを購入して、お祈りすることができます。
10. 眼力社
なぜ私たちは歩くの?
こうして見てみると、伏見稲荷巡礼トレイル、かなりハード。
なぜそこまでするの?と思うと思います。
でも、自分のエネルギーを動かして、自分を変化させようと思ったら、本を読むだけ、瞑想をするだけではダメなのです。
自然の力を借りながら、自分から動き、歩き、祈る。
それが自分の心を解放させる最良の方法だからです。
本当の自分の姿に戻っていくという感じ。
観光やインスタ映えする写真撮影、神社巡りの旅とは全く違うスタイル。
神様に必ず届く祈りの方法です。
巡礼トレイルはこれからのトレンド
今日は巡礼トレイルをお話してきました。
これは、単なる山登りではなく、祈りの道。
手放したい感情を整理して、神様にそのサポートをお願いする巡礼ロード。
すると、神様はご褒美をくれます。すばらしい自然というギフトです。
これまでに、
息を飲むような美しい景色
年に何日かしか見ることができない雲海
静かな海から現れる朝日
満開の花や壮大な森の木々
などに出会いました。
それこそが、「よく頑張ったね!」という神様からのお土産。
見えない世界を信じ、歩き続ける、神様はちゃんと答えてくれます。
「自分を探る旅」。
これからこんなニーズが増えてくるんじゃないかな、と思っています。