琵琶湖 夕日で心を洗い流すマインドフルネス

「ああ、もう、こんな風にネガティブに思うのはやめたい!」と思ったことはありませんか。

そんな時、とてもよい方法があるのです。それは夕日を浴びること。

夕日や夕焼けは、疲れた心、ネガティブな感情に働きかけます。名付けて、「夕日マインドフルネス」

夕日とは「終わり」を意味する

夕日は1日の終わりの太陽。太陽がさよならしてしまう直前のタイミング。

夕日を見ていると、なんとなく寂しく、切なくなってくることがありますね。

なぜなら、スピリチュアル的には、夕日には「何かを終わらせる」という大切な意味があるのです。

夕日は、地球上どこに居ても見られるものですが、今日は私が旅した琵琶湖の湖東地方の夕日をもとにお話ししていきます。

琵琶湖の湖東地方へ

湖東とは、琵琶湖の東側。場所で言うと、米原、彦根、近江八幡のあたり。

琵琶湖南部を巡っていて、のどかな田舎道を走るバスに乗った時、運転手さんに聞いたことがあります。

nocco : 運転手さん、琵琶湖でおすすめの場所ってどこですか?
バスの運転手さん:そうだなあ、「コトウ」かなあ。いい所だよ。

 

「コトウ」? さあ、検索開始。

それは「琵琶湖の湖東地方」のことでした。

さらに、夕日の美しい場所があるらしいと。

nocco
琵琶湖の東側は、夕日が見られるんだわ。

気づかなかったけど、当然といえば当然ですよね。

西側の白髭神社で朝日を見たように、反対側の東側は夕日が見ることができるのでした。

私が「終わり」にしたいこと

ちょうど第二チャクラを学んでいた時でした。白髭神社巡礼と時を同じくしています。

noccoの心
「もっと」「もっと」。
何もかも、全然ダメ。
頑張らないと!間に合わない。

こんな風に、日々ずっと何か満たされていない、何かに追われている自分がいました。

この感情を見つめ、終わりにするためには夕日の巡礼をするのがいいんじゃないかな、と、巡礼トレイル、祈りの旅の計画を考えていきました。

湖東地方、夕日のベストスポット

夕日を見るのに最適な場所を色々調べました。

ベストポイントは、近江八幡、長命寺ふもとにある小さな海岸。

 

私たちは、夕方ここに到着するように旅のスケジュールを立てました。あとは晴れてくれることをお願いするのみ。

海岸は岩場もあり、起伏に飛んだ美しい場所です。

すでに夕日を待ち構えている撮影者やカップルもいました。地元の人たちには有名な場所みたい。

大きな太陽。オレンジ色一色。

穏やかに波の音がします。静かに夕日と対面しました。

 

biwako_meditation

琵琶湖で瞑想中。

夕日の力を借りて感情を動かす

洗い流す作用

夕日の前で、座って静かに瞑想を続けます。

だんだんと身体が暖かくなってくるのを感じます。

noccoの心
体の中に、何か新しいきれいなものが入って来るような。
古い自分を捨てることができる!
新しい自分と入れ替わる感じがする!

 

夕日は、太陽が一日の最後に強い輝きを放つ時です。

 

その太陽を浴びて、その力を借りながら、
自分の感情に集中し、洗い流すイメージを思い描く。

今だけを見る。

強力な心の浄化が起こります。

 

nocco
言いようのない満足感。
自分や優しく穏やかになっていくのが分かります。
夕日の力って偉大ですね。

夕日にサポートしてもらう

美しい夕日は、写真を撮る絶好のポイント。

写真を撮るのも楽しいけれど、もっと太陽に手伝ってもらってもいいんだと思います。

 

私は探究を始めてから、夕日を浴びる一時を大切にするようになりました。

夕方の一瞬。赤く染まる空、真っ赤に輝く太陽を見つめるひと時。

 

nocco
心の中のわだかまりを溶かしてくれるんですね!

 

琵琶湖まで行かなくたっていいんです。

仕事帰りの道で少し立ち止まって夕日をみつめてみる。
建物の屋上に行って少しだけ夕日を見る。
そんな小さいことでも効果絶大。

「私、何をイライラしてたんだろう?」「もっとゆっくりしよう」ときっと思うはずです。

【私的旅情報】

バスの運転手さんが特別にお勧めしてくれた場所だけあり、湖東地方は素晴らしい場所が沢山あります。

いくつかをご紹介します。

多賀大社

琵琶湖周辺は豊臣秀吉ゆかりの場所が多いですが、多賀神社は秀吉がとても好きだった場所と言われています。

彦根駅から出ている近江鉄道(電車がとても可愛い!)の多賀大社前駅から徒歩10分ほど。

駅からは参道になっていて、可愛いお土産屋さんなども軒を連ねています。

 

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糸切餅というのがここの名物のお菓子。

 

太閤橋と呼ばれている丸い傾斜の強い橋があります。

豊臣秀吉がお母さんの病気祈願で奉納した橋だそうです。

実際に渡れるのですが、傾斜が急でちょっと怖いくらい。

この橋を渡ると、その先は広々とした境内と本殿が広がります。広々として清らかな空気です。

 

taga_taisha

後ろ向いているのは私。

 

長命寺

近江八幡の湖畔に立つ長命寺。

長い石段を上り(かなりハード!途中までは車で行けますよ)、見下ろす琵琶湖の景色は絶景です。

 

chomeiji

ここからは徒歩のみ。頑張って登りましょう!ご褒美の絶景が待っています。

 

深い緑に囲まれた森の空気と水の輝きと静けさは、琵琶湖ならではの味わい。

湖面が光ります。

 

chomeiji

階段を登った後の、すばらしい景色。

 

 

随筆家の白洲正子は、近江をくまなく周り「かくれ里」という本を書いています。

彼女の持つ独特の洗練された美意識、その文章が放つ神聖さ、自然との関わり方は私の憧れです。

特に「東近江」と呼ばれるこの周辺が気に入っていたそうです。

 

chomeiji

白洲正子が愛した東近江。

 

そして、長命寺のふもとの夕日を見て、その後、日帰り温泉「長命 天葉の湯(旧 ずいかくの湯)」に立ち寄るのもおすすめです!

 

ラ コリーナ近江八幡

私たちは巡礼トレイルとして、祈りの旅をしますが、時にはこんな場所にも立ち寄ります。

近江八幡といえば、たねやさんの「ラコリーナ近江八幡」。

 

lacollina

屋根は季節によって変わっていくそうです。写真は2月。

 

緑が溢れ、季節によって姿を変える建物も素敵です。館内は焼き立てバームクーヘンの香り。

 

nocco
テンション上がります!   何時間いても飽きない。

竹生島(ちくぶじま)

竹生島は語り尽くせないほどのストーリーがあります。

龍神の住む島。

こちらは別途単独で記事を書く予定です。

 

今日は夕日のお話でした。

何か「ああ、もう嫌。こんな思い、やめたい!」と思うことがあったら、夕日を見ながらひと時の瞑想を。

自分の内側から何かがすーっと消えていく感覚を感じてみてください。

 

nocco
今日も読んでくださってありがとうございました!